#393 広告という物語

久保田他(2026)の日本認知科学会の大会論文集を読みました。 現代の成熟消費社会では、製品の機能以上に意味や体験を伝える「ナラティブ(物語)」の役割が増しているそうです。ナラティブが消費者の情報処理を促し、ブランドとの結びつきを高めることで説得効果を持つ(Escalas 2004)という指摘はとても興味深いと感じます。 ...

2026-9-7

#392 景観まちづくり教育

昨日の朝刊の「楽問のススメ」で、景観・歴史文化環境整備室長を務めていらっしゃる茶谷晋太郎さんのインタビュー記事「景観まちづくり教育」が目に留まりました。2008年度から全国の小中学校で進められているこの教育(2025年度は14都道府県・61件の授業で実施)は、「『景観』を入口に、自分が住む地域に関心を持ち、主体的にまちづくりに参加してほしい」という思いから始まっているそうです。 ...

2026-9-6

#391 お客様は神様ではない

両親がイギリスへ行くということで「地球の歩き方」を読んでいたので、私もパラパラとめくってみました。 中でも面白かったのがショッピングの心得についてで、無言への耐力や、店員と客の関係性の違いを改めて感じる内容でした。 ...

2026-9-5

#390 いちごのしょうゆ

朝日新聞で掲載されていた、今井むつみ先生の記事「生成AI、学びにどういかせば?」を読みました。 特に印象的だったのは、生成AIには見られない人間ならではの創造性についてです。記事の中では、そのプロセスの根幹として「アブダクション推論」という概念が紹介されていました。 ...

2026-9-4

#389 デジタルコミュニケーションについて

デジタルコミュニケーション研究会から刊行されている『デジタルメディアの言語研究』の第1章、デジタルメディアの言語研究の位置づけについて興味深く拝読しました。 ...

2026-9-3

#388 クチコミに見られる配慮

田中(2008)では、「みんなのクチコミサイト」のクチコミ調査を通じて、不特定多数の受け手を想定したコミュニケーションにおいて、書き手がどのような言語形式を用いて配慮の意識を表すのかを明らかにしようとしています。 ...

2026-9-2

#387 ミュートできる社会

8月31日朝刊の「つながり細る沖縄、自治を作り直す起点に 古波蔵契さん」という記事を読みました。 記事の中では、沖縄社会の変化として「政治や基地問題での連帯のゆらぎ、人々のつながりの希薄化、情報空間の分断」が言及されていました。本土に比べると政治的問題を抱えており、「何か問題が起きれば一つにまとまり声をあげるという政治文化は本土よりある」と述べられています。しかし、県民間のつながり意識が希薄化している要因として、東京科学大学の古波蔵契氏が情報環境の変化について述べている箇所がとても印象的でした。 ...

2026-9-1