#386 口コミのパターン
田中(2013)は、良い評価をしている口コミと悪い評価をしている口コミには、談話構造において異なるパターンが存在することを指摘しています。 この研究における構造の分析方法は非常に興味深いものです。詳細は省きますが、具体的にはテクストを基節単位で分割したのち、発話機能(基本的には情報提供を指す「命題」)、中核要素(状況内、状況外、定言要素)、そして現象定位(メッセージによって表現されている出来事がいつ起こったかを、伝達時を基準とした時間的要素)を組み合わせて修辞機能を特定していきます。たとえば、「命題×状況内×現在」であれば「実況」や「自己記述」になり、「×過去」であれば「状況内回想」、「×未来」であれば「計画」といった形に分類されます。 ...