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title: “#390 いちごのしょうゆ”
date: 2026-09-04
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tags: [“アブダクション推論”]
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朝日新聞で掲載されていた、今井むつみ先生の記事「生成AI、学びにどういかせば?」を読みました。
特に印象的だったのは、生成AIには見られない人間ならではの創造性についてです。記事の中では、そのプロセスの根幹として「アブダクション推論」という概念が紹介されていました。
これは赤ちゃんや子どもが言葉を獲得するプロセスを見ると非常にわかりやすく、記事に挙げられていた事例がとても面白かったです。例えば、2才の子どもがおやつのイチゴを前に、コンデンスミルクを指して「いちごのしょうゆちょうだい」と言ったそうです。この発言から、子どもは「しょうゆもコンデンスミルクも、食べ物にかけておいしくする液体である」という共通点に気づいていることが分かります。ただ、コンデンスミルクという名前を知らないため、知っている言葉を組み合わせて「いちごのしょうゆ」と表現したのです。
このときの大人の返答も非常に重要です。「ああ、コンデンスミルクが欲しいのね」と声をかけながらイチゴにかけることで、子どもはそこで新しい言葉を自然と覚えていきます。このように仮説を立て、間違うからこそ学びとなり身につくという過程は、大人になってからの学びの本質とも変わらないと言われています。
この「アブダクション推論」とは、断片的な情報から間違っているかもしれない仮説を立て、それを吟味・検証するプロセスを指します。推論し、間違え、それを修正することの連続こそが、人間ならではの新たな知を創造するのだと実感させられました。
記事の後半では、生成AIをうまく活用した「アブダクション英語学習法」についても触れられていましたが、こちらは今井先生のご著書をじっくり読んでから、改めて学びを深めてみたいと思います。
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### 参考
(いま聞く)今井むつみさん 認知心理学者 生成AI、学びにどういかせば?